背景
チームリーダーとして仕事をする上で、自分のやり方が正しいのか、ルールがおかしいのかよくわからなくなることが多々ある。
その度にマネジメント系の本を頼ったりしていたが、今回同僚にこの本を勧められたので自分も買ってみた。
8つの質問
この本では、最も業績の高いチームにとくに多くみられた従業員経験の側面があり、それを正確に表現した質問事項が以下の8つあがっている。
- 会社の使命に貢献したいと思っているか
- 仕事で「自分に期待されている事」とはっきり理解しているか
- 所属チームでは「価値観が同じ人」に囲まれているか
- 仕事で「強みを発揮する機会」が毎日あるか
- 自分に「チームメイトがついている」と思えるか
- 「優れた仕事」をすれば認められることをしているか
- 「会社の未来」に自信を持っているか
- 仕事で常に「成長」を促されているか
目標設定について
登場人物のひとりとして、よくマラソンを目指す友人という話しがでるので、自分ごとのように読んだ。
目標が役立つかどうか、自発的に設定したかどうか。全体目標から落とし込まれた目標は、本当の目標ではない。
最高の企業は目標を落とし込まない。最高の企業は「意味」を落とし込む。
チームメンバーには外の世界で起こっていることを理解させるとともに、どの山を目指しているのかを伝える。
「意味」と「目的」がわかれば人は動く。
貢献するための具体的な方法はチームメンバーに任せるべきだ。
もっと突き詰めれば「共通の目標」があってもまとまらず、チームメンバーのために本当に重要な仕事の意味と目的、使命と貢献、手法を吹き込むことと説いてある。
チームリーダーの役割
チームリーダーの役割は、チームとしてのアウトプットを最大化し、メンバーには手鏡を与えることである。
ビジネス感覚を持った人とはどんな人か
ビジネス状況を理解して決断を示す機敏な速さのことであると説いてある。
ビジネス感覚を持つ人は、状況に関する重要な情報を取得、主要目標に集中し、問題解決のために取り得る妥当な対応策を認識し、適切な行動指針を選ぶこと。それができる人のことだ。
人は訓練を積んでも、他人を正しく評価できるようにはならないと本書では伝えている。
その状況に対してどうすればいいか。
評価に使う良いデータと悪いデータを識別する方法を学ぶことからはじめる
答えではなく、問いを模倣せよ
本書を乱暴にたった一行でまとめるとすればこんな感じだ。
本ブログでまとめたのはごく一部だが。目から鱗が落ちるところが多々あった。