はじめに
稀にサーバの現在時間を確認しようとした際、想定していた時間と大きくズレていて、見てみるとJST(日本時間)ではなく、UTC(協定世界時)になってある事がある。
# date Wed Oct 17 02:03:17 UTC 2018
一度設定したらほとんど変更しないタイムゾーン。
デフォルトでUTCになっていることもあり、JSTに変更したい事が多々ある。
しかし、変更したい時はだいたい手順を忘れているのでメモを記す。
手順
現在のタイムゾーンを確認
# timedatectl Local time: Wed 2018-10-17 02:05:01 UTC Universal time: Wed 2018-10-17 02:05:01 UTC RTC time: Wed 2018-10-17 02:04:41 Time zone: n/a (UTC, +0000) NTP enabled: yes NTP synchronized: no RTC in local TZ: no DST active: n/a
日本時間に変更する
# timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
再度タイムゾーンを確認
# timedatectl Local time: Wed 2018-10-17 11:05:17 JST Universal time: Wed 2018-10-17 02:05:17 UTC RTC time: Wed 2018-10-17 02:04:57 Time zone: Asia/Tokyo (JST, +0900) NTP enabled: yes NTP synchronized: no RTC in local TZ: no DST active: n/a
Local timeのところがUTCからJSTに変わった。
この状態でtimeコマンドで現在時間を確認すると,
# date Wed Oct 17 11:05:31 JST 2018
JSTになり期待通りの結果になる
もちろん、ログインしなおしてもこの状態は引き継がれる。
注意事項
本作業を行うとcronが正常に稼働しない。cronを利用している場合は再起動する必要がある
systemctl restart crond