はじめに
AWS ソリューションアーキテクト(アソシエイト)を合格する事ができた。
振り返りも兼ねて、まとめたいと思う。
きっかけ
4月AWS Certified Solutions Architectを取得しようと心に決めた。
理由は以下の通り。
- 入社以来ずっとインフラチームにいたが、4月からマイクロサービスを推進する別チームを担当することになった。今まで仕事を通じて学んだ事を形にしたかった。
- インフラチームを離れると言っても、AWSを使わなくなる訳ではない。むしろ、積極的に活用する立場になる。どのような構成で設計していけば良いのか、今回の勉強で新たな視点を得たかった。
- さらなる運用費削減の構成を学ぶ事で、ランニングコストを削減に貢献したいと思った。
- 今から作ろうとしているシステムの構成で、ベストプラクティスを学べる事ができるかも。
- 本試験を通じて得られる知識をチームに還元し、チーム全体のレベルをあげるキッカケが作れるかも。
勉強前の状態
仕事を通じ、会社のシステムをAWSへ移行するプロジェクトを担当させていただいた。
ただし、チームで取り組んだので、自分が全てを担当した訳ではない。
正直言うと、他のメンバーが担当したところは「そーゆーものなのかー」程度だった。
チーム全員がほぼAWS未経験。2つの国を横断するサーバーをAWSに移行した話。
このプロジェクトではクラスメソッドさんに数々の有益なアドバイスを戴いた。やっぱクラメソさんすごいよ。
何の教材を使ってどのくらい勉強したか
定番の黒本
勉強時間は10時間程度だったと思う。
この本が特に役立ったのは、S3のバケットタイプ。
とりあえずスタンダードやGlacierを使っていたけど、それ以外のタイプはあまり詳しくなかった。
仕事ではバックアップしたファイルをS3に格納したりしているが、今回得た知識を使って去らなくコストダウンをする事ができそうだ。
その他、EBS最適化、DynamoDB アクセラレーター、他アカウントとの統合など参考になった。
問題集
とにかく隙間時間に勉強したかったので、スマホでも勉強できる教材が欲しかった。ヤフオクに売ってる380問くらい入っているのを買った。
正直結構難しい、「このレベルが実際の試験の問題なのかも」と思い面喰らった。
なので、とにかく正解率が9割を超えるくらいやり込んだ。おそらく20時間は費やした。
しかし、実際の試験ではここまで難しい問題は出なかった。
Udemy
UdemyでAWS取得コースがあったので、セール中に買って隙間時間にやったが、小テストがスマホ(私がiPhone 7だからか?)に対応していないようで、小テストの度にPCで行なっていたが、次第に億劫になってしまい、最初の5時間程度やっただけでやらなくなってしまった。しかし、コンテンツ自体はとても良質なので、いい教材だとは思う。
だけど、自分としてはセミナーをじっくり聞いてテストを解くというよりは、テストを先に解いて分からないところを講義を聞くというスタイルじゃないと、眠くなってしまう体質なので自分にはあわなかった。
https://www.udemy.com/aws-associate/
AWS Blackbeltの資料
おそらく3時間程度。
EC2,VPC,RDSなど、移行の時に使ったり、日々使っているものについてはザーッと流して読んだ程度。
逆にKinesisやRedshiftは業務で使っていないので、概要を掴んだ。
Kinesisのチューニングポイントなど、Blackbeltを目を通すだけでも有益だ。
勉強のアウトプット
手前味噌ながらメモをサービス毎に本ブログで書いた。
自分があらかじめ知っていたところは記載しておらず、知らなかったところ、もしくは理解が乏しいところを読み返すためにまとめた。
そのため、たった1行の記事もある。。
https://tsukada.sumito.jp/category/tech/aws/aws-certified-solutions-architect-associate/
(メモです。間違ってるところあったらごめんなさい、直します)
実際の試験
自分があまりに構えすぎていたのもあるかもしれないし、たまたま自分の運が良かっただけかもしれないが、難しい問題はそこまでない。
問題は日本語でも選べるが、ちゃんと読まないと引っかかってしまうものもある。
幸い、問題毎に日本語・英語を選べる事ができたので、自分の理解に間違っていないか、日本語・英語の両方で確認した。
試験時間は130分もある。この確認をしても時間は十分に余った。
試験後の感想
昔Ciscoの試験やOracleの試験を受けた際は「合格・不合格」の紙はもらえたが、それがなかったので全く実感がわいてない。5営業日にメールで連絡来るらしい。
また、試験の翌日、AWS認定サイトにログインしたら無事合格証のPDFをダウンロードする事ができた。
参考情報
AWS Solutions Architectを取得するだけでなく、AWSについて体系的に学ぶことができるのでおすすめ。