日: 2024年11月12日

  • VSCodeでPrettierを使った自動フォーマット設定:完全ガイド【2024年版】

    VSCodeでPrettierを使った自動フォーマット設定:完全ガイド【2024年版】

    はじめに

    「コードレビューでインデントの指摘ばかり…」「チーム内でコーディングスタイルがバラバラ…」こんな経験はありませんか? 本記事では、VSCodeでPrettierを使用した自動フォーマット設定について、初心者にもわかりやすく解説します。

    自動フォーマットが必要な理由

    コードの自動フォーマットには、以下のようなメリットがあります:

    • チーム内でコーディングスタイルを統一できる
    • コードレビューで本質的な議論に集中できる
    • 開発効率が向上する
    • コードの可読性が向上する

    必要な準備

    1. VSCodeのインストール

    まだVSCodeをインストールしていない場合は、公式サイトからダウンロードしてください。

    2. Prettier拡張機能のインストール

    1. VSCodeを開く
    2. 左サイドバーの拡張機能アイコンをクリック
    3. 検索バーで「Prettier – Code formatter」を検索
    4. インストールボタンをクリック

    設定手順

    1. プロジェクトにPrettierをインストール

    # npmの場合
    npm install --save-dev prettier

    # yarnの場合
    yarn add -D prettier

    2. 設定ファイルの作成

    プロジェクトのルートディレクトリに.prettierrcファイルを作成し、以下の内容を追加します:

    {
    "semi": false,
    "singleQuote": true,
    "tabWidth": 2,
    "trailingComma": "es5",
    "printWidth": 100,
    "arrowParens": "avoid",
    "endOfLine": "lf"
    }

    3. VSCode設定の追加

    1. プロジェクトのルートディレクトリに.vscodeフォルダを作成
    2. .vscodeフォルダ内にsettings.jsonファイルを作成
    3. 以下の設定を追加:
    {
    "editor.formatOnSave": true,
    "editor.defaultFormatter": "esbenp.prettier-vscode"
    }

    トラブルシューティング

    よくある問題と解決方法

    1. 自動フォーマットが機能しない
      • Prettier拡張機能が正しくインストールされているか確認
      • .prettierrcファイルの構文が正しいか確認
      • VSCodeを再起動
    2. 特定のファイルでフォーマットが効かない
    3. エラーメッセージが表示される
      • .prettierrcファイルにコメントや不要な内容が含まれていないか確認
      • JSON形式が正しいか確認

    応用設定

    ESLintとの併用

    ESLintも使用している場合は、以下の設定を追加することで、保存時にESLintの自動修正も実行できます:

    {
    "editor.formatOnSave": true,
    "editor.defaultFormatter": "esbenp.prettier-vscode",
    "editor.codeActionsOnSave": {
    "source.fixAll.eslint": true
    }
    }

    カスタム設定例

    プロジェクトの要件に応じて、.prettierrcの設定をカスタマイズできます:

    {
    "semi": true, // セミコロンを強制
    "tabWidth": 4, // インデントを4スペースに
    "printWidth": 120, // 1行の最大文字数を120に
    "useTabs": true, // スペースの代わりにタブを使用
    "bracketSpacing": false // オブジェクトリテラルの括弧内のスペースを削除
    }

    まとめ

    本記事では、VSCodeでPrettierを使用した自動フォーマット設定について解説しました。主なポイントは:

    1. Prettier拡張機能のインストール
    2. .prettierrcファイルでの基本設定
    3. .vscode/settings.jsonでのVSCode設定
    4. ESLintとの連携方法

    これらの設定を行うことで、効率的な開発環境を構築できます。

    参考リンク

    キーワード

    #VSCode #Prettier #JavaScript #TypeScript #開発環境設定 #自動フォーマット #コーディング規約 #フロントエンド開発 #Web開発 #プログラミング