日: 2023年10月11日

  • GitLab CIを利用してSSHキーを安全に管理する

    GitLab CIを利用してSSHキーを安全に管理する

    はじめに

    プロジェクトではしばしばSSHキーを使用してリモートサーバーにアクセスする必要があります。しかし、これらのキーを安全に管理することは非常に重要です。GitLab CIは、プロジェクトの秘密を安全に管理するための環境変数機能を提供しています。この記事では、GitLabの環境変数にSSHキーを登録し、GitLab CIでキーを成形し、その有効性を確認する方法を示します。

    手順

    1. SSHキーの登録: 最初に、GitLabのプロジェクト設定ページにアクセスし、左側のメニューで「CI/CD」を選択します。次に、「Variables」セクションに移動し、「Add Variable」をクリックします。キーとしてDEPLOY_USER_KEYを使用し、値としてSSHプライベートキーをペーストします。

      例:

      -----BEGIN RSA PRIVATE KEY-----
      MIIEpAIBAAKCAQEA3...(中略)...3n59+PBlU9Kl
      -----END RSA PRIVATE KEY-----
    2. キーの成形: 次に、.gitlab-ci.ymlファイルを作成し、以下の内容を追加します。この設定は、登録したSSHキーを成形し、id_rsaファイルに保存します。

      stages:
      - prepare

      create_ssh_key:
      stage: prepare
      script:
      - |
      echo "$DEPLOY_USER_KEY" | python3 -c "
      import sys
      key = sys.stdin.read().strip()
      header = '-----BEGIN RSA PRIVATE KEY-----'
      footer = '-----END RSA PRIVATE KEY-----'
      key_body = key.replace(header, '').replace(footer, '').strip()
      key_body = key_body.replace(' ', '\n')
      print(f'{header}\n{key_body}\n{footer}')" > id_rsa
      only:
      - master

    3. キーの確認: 最後に、キーの有効性を確認するためにssh-keygenコマンドを使用します。

      stages:
      - prepare
      - verify

      create_ssh_key:
      stage: prepare
      script:
      #...(前のステップと同じ)...

      verify_ssh_key:
      stage: verify
      script:
      - ssh-keygen -l -f id_rsa
      only:
      - master

    結論

    この設定を使用することで、GitLab CIを利用してSSHキーを安全に管理し、その有効性を確認することができます。これにより、プロジェクトのセキュリティを維持しながらリモートサーバーへのアクセスを簡単に管理できます。