Postfix は、多くのシステム管理者にとって信頼性の高いメールサーバーとして知られています。しかし、アップデートや変更が行われる際には、互換性の問題や新しい機能の導入に注意が必要です。
問題の概要
Alpine Linux 3.13 で Postfix 3.5.9-r0 にアップデートすると、デフォルトの hash
辞書タイプがサポートされなくなる問題が発生しています。
解決方法
/etc/postfix/main.cf
内の全てのhash
またはbtree
を使用するテーブルをサポートされている代替手段に変更します。多くの場合、lmdb
が推奨される代替手段となります。
例:
alias_database = hash:/etc/postfix/aliases
を
alias_database = lmdb:/etc/postfix/aliases
に変更します。
- そして、
postmap
コマンドを使用してルックアップテーブルを作成します。
postmap lmdb:/etc/postfix/canonical
結論
技術の進化とともに、ソフトウェアのアップデートや変更は避けられません。しかし、その変更に迅速に対応し、正確な情報を共有することで、コミュニティ全体が利益を得ることができます。この記事が、Postfix と Alpine Linux の最新の変更に対応する際の手助けとなれば幸いです。