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FlaskとQueueを用いたタスク管理の実装

PythonのFlaskフレームワークは、その軽量さと拡張性から、さまざまなウェブアプリケーションで用いられています。今回はFlaskを使用したシステムで、Pythonの組み込みモジュールであるQueueを利用して、タスク管理を効率的に行う方法について解説します。

この記事で取り扱う主要なテーマは以下の通りです:

  • PythonのQueueを使ったタスク管理
  • Queueとスレッドを組み合わせた非同期処理

PythonのQueueを使ったタスク管理

Pythonのqueue モジュールは、FIFO(First-In, First-Out)方式のキューを実装しており、スレッド間でデータの受け渡しを行う際に特に有用です。以下に具体的なコードを示します。

import queue
import threading
# グローバルにキューを作成
task_queue = queue.Queue()
def worker():
while True:
task = task_queue.get()
if task is None:
break
# ここでタスクを処理
task_queue.task_done()
# ワーカースレッドを作成し、実行
worker_thread = threading.Thread(target=worker)
worker_thread.start()
@app.route('/task', methods=['POST'])
def add_task():
task_data = request.get_json()
task_queue.put(task_data)
return jsonify({'status': 'queued'})

このコードでは、新たなタスクがPOSTリクエストとして/taskエンドポイントに送信されると、そのタスクはキューに追加されます。一方、バックグラウンドで実行されているワーカースレッドは、キューからタスクを取り出して処理を行います。

Queueとスレッドを組み合わせた非同期処理

Queueとスレッドを組み合わせることで、Flaskアプリケーションでの非同期タスク管理を実現できます。これにより、リクエストを迅速に受け付けつつ、時間のかかる処理をバックグラウンドで並行して実行することができます。

この記事が皆さんのFlaskとPythonのプロジェクトに役立つことを願っています