日: 2021年8月17日

  • 「一番伝わる説明の順番」を読んだ

    一番伝わる説明の順番

    読むきっかけ

    「塚田さんの話しは点であって、線になってないからわかりにくい」と言われた事が一番の動機。

    説明の仕方を学んだことがなかった気がするので、改めて勉強することにした。

    よくあること

    • シンプルな話しを複雑に伝えてしまう
    • 言いたいことはあるが、どう伝えたらいいかわからない

    これを改善したい。

    わかりやすい説明の順番

    相手がどういう主張をしているのか、自分と食い違っているのかを察して柔軟に説明方法を変化させる。

    説明には2種類ある

    • 自分主導の説明
    • 相手主導の説明

    それぞれの特徴は以下の通り

    自分主導の説明

    プレゼンテーションなど、ゼロから組み立てる説明。

    1. 前提をそろえる
      これから話す内容について、相手がどの程度のレベルの知識を持っているか

      前提となる情報を共有できているか(過去の経緯、履歴。数字の定義など)
      今日はどこまで話すか
    2. 結論・主張・本質
      一言でいい
    3. 根拠・理由・事実
      根拠・理由は3つ話す。
      ロジックを強くするのは、どれだけ事実を調べられるか。
      政府や大手企業の公開資料を味方につけるとよい。
    4. 補足情報
      多すぎてもいけない。
    5. 結論・相手に促したいアクション
      最後にまとめる言葉で相手の印象が変わる。

    相手主導の説明

    相手から質問され、説明を求められるなどの問いに答える説明。

    • 大きいポイントから、小さいポイントの順番で説明する。
      事実であることが重要になる。
    • 相手が知りたいのは、自分の解釈なのか、事実かを見極めて、相手の聞きたい方から話す。
    • 事実を話す際は客観的なものから話す。

    優先順位をつけて、捨てる
    優先順位の最上位は「相手が知りたいこと」
    これに関係しない情報は捨てる

    「自分の思考」を整理するコツ

    以下のステップでまとめる

    1. 相手の知りたいことを明確にする
      なにが一番知りたいか
    2. 自分の知りたいことを明確にする
      伝えたい内容の中に、相手にどう動いて欲しいのかを含める。
      仕事のコミュニケーションは人に動いてほしいというのが源泉にあるはず。
    3. 情報のギャップがないかを確認する
    4. ギャップを埋めるために、なにが必要かを考える

    「相手の思考」を整理するコツ

    自分が強い立場に置かれているのか、弱い立場に置かれているのかで違う。

    自分が強い立場の時

    過去の自分を思い出す。

    相手の気持ちに配慮する必要がなく、忖度の必要がない。

    自分が弱い立場の時

    相手が求めているものを想像する

    印象に残る伝え方のコツ

    伝えたい情報をどれだけ詳しく持っているか。

    自分の持っている情報量でしか話せない。